社畜ゲートウェイ

京成・京急を中心に取り上げる阪急ファンのブログです。日本一遅い速報を届けます。

MENU

【スポンサーリンク】

成田スカイアクセス線を走れるのはエリート車両のみ?

【スポンサーリンク】

2020年7月17日に成田スカイアクセス線が開業して10周年を迎えました。

www.keisei-cp.com

開業10周年! 都心と空港を結ぶ成田スカイアクセス(鉄道コム)

それに合わせて、京成3500形が8両編成に組成し、成田スカイアクセス線を試運転したというニュースは鉄道ファンの間でも盛り上がり、8月1日はイベントで3500形が成田スカイアクセス線を走りました。

京成 3500形・3600形ツアー(鉄道コム)

そもそも京成3500形が成田スカイアクセス線を走るというのは前代未聞、特例中の特例と言えます。何故なら、成田スカイアクセス線を走る車両は限られているからです。

成田スカイアクセス線

スカイライナー

筆者撮影:スカイライナー

諸元

  • 正式名称:成田空港線
  • 愛称:成田スカイアクセス(成田スカイアクセス線)
  • ラインカラー:オレンジ
  • 路線記号:KS
  • 路線距離:51.4km
  • 起点:京成高砂駅
  • 終点:成田空港駅

概要

成田スカイアクセス線、正式名称「成田空港線」は2010年7月17日に開業した成田空港直結線です。京成本線は成田空港まで通っていますが、東京都心までのバイパス線の役割を担うために、北総線の印旛日本医大駅から成田空港まで延伸させて開業しました。

スカイライナー

筆者撮影:スカイライナー

成田スカイアクセス線の象徴とも言えるのがスカイライナーで、「日暮里駅から空港第2ビル駅までを最短36分!」というキャッチコピーの通り、JRに圧倒的な差を付けて東京都心まで最速達で昼夜駆け抜けています。NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」でも取り上げられていましたが、スカイライナー&成田スカイアクセス線の副産物として、外国人の東京の玄関口の認識が日暮里駅という効果も生まれています。

京成3100形3153編成

筆者撮影:京成3100形3153編成

そして成田スカイアクセス線のもう一つの主役はアクセス特急です。成田空港から羽田空港まで直結で走るアクセス特急は、京成車両と京急車両が最高速度120km/hで駆け抜けます。空港間沿線の人員輸送を担うアクセス特急はスカイライナーと同じく利用者が多く、主に東京中心からの空港利用者を運びます。

 

そんな空港需要の輸送に大きく貢献している成田スカイアクセス線ですが、この成田スカイアクセス線を走行する車両は、4社局(京成・京急・都営浅草線・北総線)の全ての車両が走行できるとは限りません。

 

成田スカイアクセス線を走行できる条件

成田スカイアクセス線を走るにはいくつか条件があります。大きくは以下3つです。

  • 8両編成
  • 停車駅予報装置(通過防止)
  • 120km/h走行

この3つの条件を満たさないと成田スカイアクセス線は走行できません。8両編成は組めば何とかなります。120km/hも現在では珍しくありません。ただし、通過防止のための停車駅予報装置が設置されている車両は限られてきます。

京成車両の先頭車両、特に運転席の直ぐ後ろに乗ったことがある人は停車駅予報装置はご存知だと思います。停車駅付近に差し掛かると、運転席から「〇〇、停車」というお姉さんの機会音声が聞こえてきます。それが停車駅予報装置です。それを搭載していないと、成田スカイアクセス線には入れません。京成車両はほとんどが搭載されていますし、都営浅草線を直通する車両は停車駅予報装置が搭載されています。

 

走行可能車両

京成3000形3055編成

筆者撮影:京成3000形3055編成

さて、成田スカイアクセス線を走行できる車両形式は以下です。

  • 2代目AE形
  • 京成3100形
  • 京成3000形(8両編成)
  • 京成3050形
  • 京成3700形(8両編成)
  • 京急600形(8両編成)
  • 京急1000形(8両編成)
  • 京急1500形(臨時代走)

上記の形式のうち、2代目AE形(スカイライナー)と京成3100形・3050形は成田スカイアクセス線運用が大前提で設計・製造されているので、全ての編成が成田スカイアクセス線に入ることが出来ます。

形式だけ見ると結構多いですが、京成・京急ともに8両編成を満たす車両となると限られてきます。また、京急1000形については条件を満たす車両が10次車以降でしたが、機器更新で都営浅草線に入れるようになった車両もあります(ドレミファインバータで有名な京急1000形1033編成などもアクセス特急運用に就いている)。

 

将来的に走行が予想される車両

都営浅草線5500形5505編成

筆者撮影:都営浅草線5500形5505編成

将来的に成田スカイアクセス線を走行する可能性があるのは都営浅草線の5500形です。2020年7月末時点で都営浅草線の車両は5300形と5500形の2形式が営業運転に就いています。5300形は最高時速110km/hなので成田スカイアクセス線を走行できませんが、5500形は成田スカイアクセス線を走る条件を満たしています。しかし、5500形は成田スカイアクセス線を走行するアクセス特急の運用に就いていません。その理由は、5500形が5300形と同じ運用に就いているからです。

そもそも、5500形は5300形の置き換えで導入されており、5300形を置き換えて、同じ運用で営業運転に就いています。5300形はアクセス特急運用に就いていないので、同じ運用に就いている5500形は必然的にアクセス特急運用に就く機会がありません。現在はアクセス特急運用に就いていませんが、5300形が全て5500形に置き換わり、ダイヤ改正が行われるとアクセス特急の運用に就ける可能性があります。

 

京急2100形は成田空港に行けない?

京急2100形2157編成

筆者撮影:京急2100形2157編成

成田スカイアクセス線を走行する車両に京急車両がズラリと並んでいますが、2100形がラインナップに入っていません。おかしいですね。何故でしょうか?

スペック的に、京急2100形も成田スカイアクセス線を経由して成田空港までたどり着けないわけではありません。停車駅予報装置を設置すれば条件はクリアできます。しかし、京急2100形は京成線に到達出来ません。というのも、都営浅草線内を走行できないからです。都営浅草線内に入れる条件として以下を満たす必要があります。

  • 車両長18m
  • 片側3ドア(ドア位置も指定)
  • 先頭車両前面に非常用脱出扉

上記の条件のうち、2100形は「片側3ドア」を満たしておらず、泉岳寺までは入線出来ますが、都営浅草線内へ入線が出来ないのです。それでも、車両長条件を満たしており、非常用脱出扉があるため、泉岳寺駅までは到達出来ますが、基本的に泉岳寺駅の1番線と4番線しか入れません。

2019年1月1日に初日1号で都営浅草線浅草橋駅始発の実績がありますが、これは特例です。

 

編集後記

一部の車両しか走行が許されていない成田スカイアクセス線。走行可能な形式はたくさんあります。京急車両については都営浅草線に入れるのであれば、停車駅予報装置を設置すれば成田スカイアクセス線に入れます。都営浅草線についても5300形の置き換えが完了すれば5500形が晴れて成田スカイアクセス線に入れることが予想されます。今後、成田スカイアクセス線に入れる車両は増えると思います。新型コロナが収束してインバウンド需要が戻れば、という但し書きですが。

関連記事

www.stellacreate.com

www.stellacreate.com

www.stellacreate.com

本ブログの鉄道コム投稿記事はコチラ

鉄道コム投稿記事一覧ページ

最近の鉄道情報

 

今後1週間の鉄道イベント(鉄道コムより)