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京成・京急を中心に取り上げる阪急ファンのブログです。日本一遅い速報を届けます。

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【2020年3月版】大手私鉄各社の最新車両

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大手私鉄各社の通勤車両・特急専用車両について、最新鋭車両(製造年が新しいもの)をピックアップしてみました。

 

はじめに

冒頭でも述べましたが、大手私鉄各社の通勤車両・特急専用車両の最新鋭車両をまとめて見れるサイトが無かったので、今回、私がまとめてみました。各社の最新鋭車両の紹介の前に、大手私鉄の定義と特急専用車両について定義します。

大手私鉄各社についての定義

日本民営鉄道協会に所属している鉄道事業者のうち、東京メトロを以外の大手とされている15社とします。東京メトロは日本民営鉄道協会で大手私鉄に分類されていますがで、路線数ごとに車両が特徴的なため、別記事にします。

特急専用車両について定義

本記事で特急専用車両は「有料特急」もしくは「特急専用車両として製造」と定義します。尚、観光用の臨時列車で特急運用の車両は除外します。

 

記事更新について

2020年1月現在

Ver1.0:2020年1月26日新規投稿

本記事は2020年1月版を初版として投稿し、大手私鉄の新型車両が登場する都度、随時更新する予定です。また、既存の内容についても随時、内容強化及び、個別記事の作成も進める予定です。

2020年2月現在

Ver1.1:2020年2月2日更新

誤字・余白等の微修正。

2020年3月現在

Ver1.2:2020年3月10日更新

西日本鉄道の記述を修正。

Ver1.3:2020年3月14日更新

タイトル修正。

近畿日本鉄道の特急最新車両を変更。

Ver1.4:2020年3月28日更新

小田急電鉄の通勤車両を変更。

 

東武鉄道(東武)

東武鉄道は関東大手私鉄の中では最長、近鉄に次ぐ日本で2番目の営業キロ数を誇り、伊勢崎線・日光線・野田線の本線、東上本線・越生線の東上線を軸としています。北関東を中心に路線を持っており、北関東有数の観光地・日光や、東京のランドマークの1つであるスカイツリーに直結しています。尚、伊勢崎線は北千住から北越谷までの区間が複々線で、私鉄では最長の長さ(18.9km)です。

通勤車両:70000系

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Wikipedia:東武70000系電車より

東武鉄道の最新通勤車両は、2017年7月にデビューした東武70000系電車です。日比谷線直通車両の東武20000系の置き換え車両として製造されました。2017年3月に先にデビューした東京メトロ日比谷線の13000系とほぼ同じ仕様です。日比谷線内でのホームドア設置を見据え、4ドア7両編成20mサイズで製造されています。

デザインは東武20000系のステンレスのマルーン帯から、アルミ合金の赤・黒の帯に変更されています。この東武20000系は2017年10月にグッドデザイン賞を受賞しています。
尚、2019年に鉄道各社で流行った有料座席が2020年に東武・東京メトロ直通線に導入予定することに合わせて、2020年度にマルチシート車両を搭載した70090系を導入予定です。70000系22編成のうち、4編成がTHライナーとして有料着席サービスを導入する予定です。

特急専用車両:500系「Revaty(リバティ)」

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Wikipedia:東武500系電車より

東武鉄道の最新特急専用車両は、2017年4月にデビューした東武500系電車です。「Revaty(リバティ)」という愛称が付けられています。新型車両は何かしらの車両の置き換えとして製造される場合が多いですが、東武500系の場合は特に置き換え等の発表はありませんでした。

デザインはシャンパンベージュをベースにして窓の周囲にグリーンを、窓下にブルーの帯を纏っています。ブルーは東武グループのフューチャーブルーと言われています。今までの東武特急専用車両は赤い帯でしたが、東武500系は青い帯になっているのも特徴で、東武のカラーをアクセントに颯爽とした容姿を表現していますね。

尚、この東武500系には貫通扉が備え付けられています。通勤車両では貫通扉車両を比較的見かけますが、特急専用車両では珍しく、設計コンセプトの「さまざまな運行形態で運用可能な速達性と快適性を持った特急列車」を体現しています。1編成は3両で、3両もしくは6両で運用する柔軟性を持っているので、単なる特急専用車両とは言い切れないですね。

尚、東武500系は2018年5月、東武の車両で初となる「鉄道友の会」ローレル賞を受賞しています。

西武鉄道(西武)

西武鉄道は東京都北西部から埼玉県所沢・川越・秩父に路線を有し、西武新宿線と西武池袋線を主力路線とする鉄道会社です。東京メトロ有楽町線と東京メトロ副都心線、そして東京メトロ副都心線経由で東急東横線とみなとみらい線の各路線と乗り入れしており、西武の車両は東京都心、横浜中心部まで運行されています。

多角的な事業を展開している西武鉄道ですが、特徴的なのはプロ野球球団・埼玉西武ライオンズの親会社でもあります。現在、鉄道会社でプロ野球球団を所有するのは西武鉄道と阪神電鉄(阪神タイガースの親会社)だけです。

通勤車両:40000系

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Wikipedia:西武40000系電車より

西武鉄道の最新通勤車両は、2017年3月にデビューした西武40000系電車です。西武40000系は目に見える形で従来の西武車両よりも進化を遂げているため、かなりインパクトのあるデビューでした。西武と言えば黄色の電車を想像する古参の鉄道ファンもいらっしゃると思いますが、9000系を最後にデザインが変わり、6000系からは青系統のデザインになっています。

40000系の特徴の1つとしては、「ロング・クロスシート転換車両」が挙げられます。ロングシートとクロスシートに転換が可能で、デュアルシートと言われています。普段はロングシートで運行していても、有料列車のS-TRAIN運用の際にはクロスシートに転換する事が出来るのです。高い汎用性を有している次世代のモデルと言っても過言では無いかもしれません。後述する2代目京王5000系や東急6020系よりも先にデュアルシートを導入・運行しています。

40000系のもう1つの特徴は「パートナーゾーン」です。パートナーゾーンは単なるバリアフリー空間では無く、大きい窓が低めに設置されているので、車椅子利用者や小さいお子様でも景色が見れるように配慮されています。

特急専用:001系「Laview(ラビュー)」

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Wikipedia:西武001系電車より

西武鉄道の最新特急専用車両は、2019年3月にデビューした西武001系電車です。池袋線・秩父線で運行されています。「Laview(ラビュー)」の愛称で親しまれており、非常にユニークなデザインが話題になっています。

001系のデザインコンセプトは「いままでに見たことのない新しい車両」です。正面デザインが特徴的ですが、車窓が非常に大きく、長距離運行でも飽きずに景色を楽しめます。車内も温かみのあるデザインになっており、移動手段という常識を覆すためにかなり攻めている車両と言えるでしょう。

京成電鉄(京成)

京成電鉄はその名の通り、東京と成田を結ぶ鉄道会社です。京成本線、成田空港線(成田スカイアクセス線)を主力とし、北総鉄道・都営地下鉄浅草線・京浜急行電鉄との4社乗り入れで、成田空港から羽田空港まで直通可能な「アクセス特急」(京成線内の名称。京急線内ではエアポート特快)も運行しています。

また、京成電鉄は東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの筆頭株主でもあり、他の鉄道会社にはないコンテンツを有しています。

通勤車両:2代目3100形

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Wikipedia:京成3100形電車 (2代)より

京成電鉄の最新通勤車両は、2019年10月にデビューした京成3100形電車です。成田スカイアクセス線に投入することを前提に、グループ会社である新京成電鉄と共同で製造されました。

デザインは京成では初のオレンジ色を採用し、飛行機・成田山新勝寺・浅草雷門・スカイツリーなど、京成電鉄と関わりの深いイラストを盛り込んでいます。無料Wi-Fiサービスや四か国語表記のLCD表示機を車内に搭載しており、日本におけるグローバルスタンダードになるような期待が伺えます。

特急専用車両:2代目AE形「スカイライナー」

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Wikipedia:京成AE形電車 (2代)より

京成電鉄の最新特急専用車両は、2010年7月にデビューした京成AE形電車 (2代)です。「スカイライナー」の愛称で親しまれており、最高速度が160km/hと、日本では新幹線に次いで2番目に速い電車*1です。

東京都内の日暮里駅から成田スカイアクセス線を経由して、成田空港第2ビルまでノンストップ運転を実施しており、東京から成田を最短36分で接続しています。一部の鉄道ファンからは、同じく空港直通列車である南海電鉄のラピートと比較して、「東のスカイライナー・西のラピート」と言われています。

デザインは、初代AE系・AE100系から一新され、新幹線の様なスマートな形状となっており、全体としてスピード感のあるデザインの車体になっています。外観コンセプトは「風」とされており、160km/h走行と相まって、まさに風を切って走る特急列車です。2011年に「鉄道友の会」ブルーリボン賞を受賞しています。

京王電鉄(京王)

京王電鉄は東京都内西部と神奈川県相模原市に路線展開している鉄道です。新宿駅から八王子駅を結ぶ京王線、調布駅から相模原駅を結ぶ相模原線、そして渋谷から吉祥寺を結ぶ井の頭線を軸としています。小田急とは多摩センターから新宿間で競合しており、両社とも乗車時間はほとんど変わりませんが、京王電鉄の方が少しだけ早いです。

尚、日本では珍しく、軌間が1,372mmの馬車軌間です(井の頭線を除く)。大手私鉄では東急世田谷線が馬車軌間ですが、ほとんど路面電車に近いので、通勤の近郊路線として営業している馬車軌間は、実質、京王電鉄(と乗り入れ先の都営地下鉄新宿線)のみとなります。

通勤車両:2代目5000系

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Wikipedia:京王5000系電車 (2代)より

京王電鉄の最新通勤車両は、2017年9月にデビューした京王5000系電車 (2代)です。京王電鉄で初めての座席指定車両「京王ライナー」の運行を見据え、ロング・クロスシート転換が可能なデュアルシートを導入しました。尚、2代目5000系デビューの半年前に、同じくロング・クロスシート転換車両である西武40000系が運用開始されています。

京王電鉄の伝統的な京王レッドと京王ブルーの帯を纏いつつ、車両前面が傾斜しているという京王車両では新しいデザインを取り入れています。車内は座席が上質感のあるモケットに、床は落ち着きのある木目調のデザインになっています。

特徴的なのは、京王初の車上蓄電池システムの採用です。ブレーキ時の回生電力を蓄電池に充電し、電車が走行する際の電力として供給していることから、環境、特に省エネを意識した車両となっていることです。

東急電鉄(東急)

東急電鉄は東京都南西部から神奈川県東部にかけて路線を展開している鉄道会社です。かつて「大東急」と言われ、戦時中の買収や統合により、東京都内に版図を広げていました。現在は、東横線(渋谷~横浜)・目黒線(目黒~日吉)・田園都市線(渋谷~中央林間)・大井町線(大井町~溝の口)・池上線(五反田~蒲田)などが中心となり、沿線の多くの乗客の足となっています。

また、2022年度には相模鉄道との直通線を開通し、さらなる利便性の向上が期待されます。新横浜まで東急が来るとなれば、JR経由で迂回して新横浜で新幹線に乗車しているユーザーを東急に取り込むことが見込まれます。

通勤車両:2020系・6020系

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Wikipedia:東急2020系電車より

東急電鉄の最新通勤車両は、2018年3月にデビューした東急2020系電車です。尚、2020系と同じ仕様である6020系も同時に取り上げます。JR東日本のE235系電車や静岡鉄道A3000形電車と同じsustinaを採用しています。

東横線の主力である2代目5000系や大井町線の主力の2代目6000系からはデザインを一新し、従来の四角くシャープな車両前面から丸みのある車両前面に変わっています。2020系は、「2020年の東京オリンピック」と「2022年の東急創業100周年」を掛け合わせた車番です。スカート部分と車両側面上部のラインカラーは、2020系がライトグリーン系統、6020系がオレンジ系統の配色となっています。

2020系と6020系に大差はありませんが、6020系の一部はロング・クロスシート転換が可能なデュアルシートを採用しています。

京浜急行電鉄(京急)

京浜急行電鉄は品川から羽田空港、横浜、三浦半島に路線を展開している鉄道会社です。品川から横浜間はJR東日本との競合区間となっており、最速120km/hで颯爽と駆け抜けています。

名古屋鉄道(名鉄)と同じく、赤いカラーリングが特徴的で、ロックバンドのくるりが「赤い電車」というタイトルのシングル曲を出しており、曲の中でドレミファインバーターが歌われています。

また、北総鉄道・都営地下鉄浅草線・京成電鉄との4社乗り入れで、羽田空港から成田空港まで直通可能な「エアポート快特」(京急線内の名称。京成線内ではアクセス特急)を運行しています。

通勤車両:2代目1000形 

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Wikipedia:京急1000形電車 (2代)より

京浜急行電鉄の最新通勤車両は、 2002年4月にデビューした京急1000形電車 (2代)です。デビューから18年近く経ちますが、現在もマイナーチェンジを繰り返して最新技術を取り込みながら、製造を続けています。長年、製造が続いているということは、当初の設計技術が高く、当時から先見性のある車両だったということが出来ます。新1000形は常に進化を繰り返しながら、京急の最新通勤車両を長期間担っています。

2代目1000形は5次車までのアルミ車と6次車以降のステンレス車で大きく分かれます。車内座席は、アルミ車は一部クロスシートを有しており、ステンレス車はオールロングシートです。車両正面デザインは2100系を踏襲したデザインですが、車両側面は、京急伝統の赤い帯を纏っていますが、アルミ車は従来の窓部にアイボリー、ステンレス車は窓部がステンレス無塗装になっています。ただし、ステンレス車の15次車(1800番台)は正面貫通扉と車両側面の窓部にアイボリー、16次車以降は車両側面の窓部にアイボリーのデザインになっており、京急らしさに回帰したデザインになっています。

特急専用車両:京急2100形*2

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Wikipedia:京急2100形電車より

京浜急行電鉄の最新特急専用車両は、1998年3月にデビューした京急2100形電車です。快特やウィング号で運用されています。現在は珍しい、2ドア・オールクロスシートの車両で、最速120km/hで駆け抜ける京急の代表車両と言えます。

デザインは京急伝統の赤を基調として、窓部にアイボリーの帯を纏っています。運用によっては、京急の有料特急である、「モーニング・ウィング号」「イブニング・ウィング号」「ウィング・シート」のサービスがあります。

尚、2100形は京急線内のみの運行になっており、都営浅草線・京成線・北総線内では乗車出来ません。

小田急電鉄(小田急)

小田急電鉄は東京都の新宿から神奈川県の小田原、江ノ島に路線展開している鉄道会社です。小田原から箱根登山鉄道箱根湯本まで、ロマンスカーと一部列車が乗り入れており、小田急に乗れば、温泉地として有名な箱根まで訪れることができます。

京王電鉄とは多摩センターから新宿間で競合しており、京王電鉄の方が少しだけ早いですが、登戸から新宿までは乗降客が多い駅を多数あり、沿線住民の重要な足になっています。東京メトロ千代田線・JR常磐線、JR御殿場線と乗り入れしており、小田急に関わる路線網は東西に広がっています。

通勤車両:2代目4000形 

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Wikipedia:小田急4000形電車 (2代)より

小田急電鉄の最新通勤車両は、 2007年9月にデビューした小田急4000形電車 (2代)です。JR東日本E233系をベースにして製造され、東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線に乗り入れています。E233系の登場が2006年12月なので、かなり早い段階からE233系をベースにした通勤車両の製造を決定しています。広い運転室で有名なE233系とは異なりコンパクトな運転室になっており、車体正面のデザインもE233系2000番台に近いです。

4000形は、小田急通勤車両でおなじみの青い帯が入っています。3000形まではロイヤルブルーの帯を採用していましたが、4000形ではインペリアルブルーを採用しています。

特急専用車両:70000形「GSE(Graceful Super Express)」

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Wikipedia:小田急70000形電車より

小田急電鉄の最新特急専用車両は、1998年3月にデビューした小田急70000形電車です。日本初のロマンスカーは1927年の京阪電気鉄道の京阪1550型電車でした。戦前、ロマンスシート(二人掛けの座席、クロスシート)を装備していればロマンスカーと言われていた時代であり、私鉄各社がロマンスカーと名乗る車両がいくつかありました。小田急の代名詞とも言われるロマンスカーですが、小田急がロマンスカーと命名したのは、1949年の小田急1910形電車からでした。私鉄各社が戦前からロマンスカーを走らせていましたが、小田急のロマンスカーが登場したのは比較的新しいです。

やがて鉄道各社でロマンスカーという呼称は使われなくなり、1991年に東武1720系電車の「デラックスロマンスカー」が引退し、ロマンスカーの呼称を用いるのは小田急だけになりました。現在も小田急は特急専用車両を「ロマンスカー」と呼んでおり、「ロマンスカー=小田急の特急」と定着しています。

さて、ロマンスカー談義はこれくらいにして、小田急70000形電車は、小田急10000形電車(HiSE)以来、久しぶりの赤いロマンスカーです。小田急50000形電車(VSE)と同様に運転室を2階にしたパノラマ前面展望を持ち、先頭車両から見える風景は圧巻です。

内装は真っ赤な外観とは真逆で落ち着いた雰囲気です。50000形の様なサルーンは無くなりましたが、車内限定のコンテンツとして「Romancecar Link」が搭載されており、現在地マップや展望ライブカメラ映像、オリジナル動画などを楽しむことが出来ます。サルーンも特徴的でしたが、1人でも多くの乗客に楽しんで欲しいというコンセプトが垣間見えます。

相模鉄道(相鉄)

相模鉄道は神奈川県横浜駅から厚木・湘南台へ路線を展開する鉄道会社です。2019年11月30日に羽沢横浜国大駅が開業及びJR東日本との相互直通運転が開始され、埼京線と車両を乗り入れています。関東圏内では2019年に話題になった鉄道会社です。2022年下期には新横浜駅を開業し、東急電鉄との相互直通運転も開始される予定で、今最も注目されている鉄道会社の一つです。

通勤車両:12000系 

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筆者撮影:相鉄12000系

相模鉄道の最新通勤車両は、2019年4月にデビューした相鉄12000系電車です。総合車両製作所の車両ブランドである「sustina」のS24シリーズを採用しており、設計当初からJR埼京線との乗り入れを想定して製造されました。現在、JR新宿駅まで直通しています。

「相鉄デザインブランドアッププロジェクト」の戦略の一環として、関東では珍しく車両全体に「YOKOHAMA NAVYBLUE(横浜ネイビーブルー)」が塗装され、2019年のグッドデザイン賞を受賞しています。相鉄20000系のデザインを踏襲しつつ、独特な雰囲気を醸し出している車両です。内装はグレーを基調とし、床はグレー、妻面はブラックに仕上がっており、車両の内外でエレガントな色調になっています。

名古屋鉄道(名鉄)

名古屋鉄道は愛知県と岐阜県に路線を展開している鉄道会社で、東海地方では唯一の大手私鉄です。岐阜県の岐阜駅から愛知県の豊橋駅までを通る名古屋本線に加え、中部国際空港(セントレア)に直通する空港線が主力路線になります。総営業キロ数は、近鉄と東武に次いで第3位の444.2kmで、その路線網は非常に広大です。

また、本線とは接続していない瀬戸線や、とても混迷を極めている名古屋駅、特徴的なミュージックホーン等、鉄道ファンの間で色々と話題が多い鉄道会社としても知られています。

通勤車両:9500系 

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Wikipedia:名鉄9500系電車より

名古屋鉄道の最新通勤車両は。2019年12月にデビューした名鉄9500系電車です。名鉄と言えば京急と並んで「赤い電車」と言われており、最新の9500系も例に漏れず名鉄のスカーレットを纏っています。1編成が4両で組成されており、他の系列の車両との併結も可能です。特急車両のみに導入していたWi-Fiも通勤車両では9500系から採用され、名鉄も関東・関西の最新車両並みの装備を揃えてきています。

特急専用車両:2000系「ミュースカイ」・2200系

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Wikipedia:名鉄2000系電車より

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Wikipedia:名鉄2200系電車より

名古屋鉄道の最新特急専用車両は、2005年1月にデビューした名鉄2000系電車名鉄2200系電車です。2000系は「ミュースカイ」の愛称で親しまれています。名鉄の特急と言えば名鉄の代名詞とも言える「パノラマカー」ですが、現在は2000系と2200系がフラッグシップの役割を担っています。

2000系は空港線を通り、中部国際空港(セントレア)にアクセスするために開発された車両で、2005年1月29日の中部国際空港開業に合わせてデビューしました。名鉄と言えばスカーレットですが、2000系は白・黒・ブルーの3色で構成されたデザインです。

2200系は2000系と同日にデビューし、主力である名古屋本線をはじめ、多くの路線で特急として運用されています。デザインは2000系に準じていますが、2200系はブルーでは無く、名鉄伝統のスカーレットを纏っています。

近畿日本鉄道(近鉄)

近畿日本鉄道は大手私鉄最大の営業キロ数を誇り、大阪・京都・奈良・三重・愛知に路線を展開している鉄道会社です。愛知にも路線を持っていますが、本社は大阪にあり、所属としては関西の私鉄です。

近鉄は大阪・京都から伊勢志摩・名古屋を走る特急専用車両の製造に力を入れており、「アーバンライナー」「ビスタカー」の黄色い特急は有名です。2013年デビューの「しまかぜ」は従来よりワンランク上の特急列車として開発され、JR在来線・私鉄を含め、最高峰の特急車両と言っても過言ではありません。

通勤車両:21シリーズ

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Wikipedia:近鉄9020系電車より

近畿日本鉄道の最新通勤車両は、2000年にデビューした21シリーズです。21シリーズは近鉄の各路線で導入され、路線に合わせた車両としてそれぞれ製造されています。

シリーズ21だけで膨大な文字数になるので、各系統の車両の解説は割愛させて頂きますが、2000年代を機に一般車両のフルモデルチェンジを行い、登場したのがシリーズ21です。

デザインは近鉄マルーンと言われたマルーンレッドとシルキーホワイトから一新し、上部にアースブラウン・下部にクリスタルホワイトを纏ったツートンカラーになっています。ただし、けいはんな線で運用されている7020系だけはパールホワイト・ソーラーオレンジにアクアブルーのラインを入れるデザインになっています。

特急専用車両:80000系「ひのとり」

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近鉄ニュースリリース:近鉄80000系電車

近畿日本鉄道の最新特急専用車両は、2020年3月にデビューした近鉄80000系電車です。「ひのとり」の愛称がつけられています。大阪難波から近鉄名古屋を結ぶ名阪特急で運行予定です。一部、大阪難波から近鉄奈良を結ぶ阪奈特急での運用も予定されています。メタリックレッドを全身に纏う姿は、まさしく火の鳥を髣髴とさせます。

しまかぜ同様、先頭車両はハイデッカーのプレミアム車両となっています。プレミアム車両は、本革の座席が3列設置されており、電動リクライニングが可能です。また、各座席にバックシェルを備えているため、後部座席に気にすることなくリクライニングが出来ると言った細かな気遣いも用意してくれています。尚、レギュラー車両にも全席バックシェルを備えているため、手動ですが後部座席を気にすることなくリクライニングを利用出来ます。

その他、プレミアム車両にはカフェスポットが設置、4号車以外の各車両にはロッカーが設置、2号車・5号車にはベンチスペースが設置されている等、長距離特急を利用する乗客に配慮した車内となっていることが伺えます。

南海電気鉄道(南海)

南海電気鉄道は大阪の難波から和歌山・関西国際空港・高野山に路線を展開している鉄道会社です。日本最古の私鉄と言われ、現在のJR阪和線も含む路線網を展開しており、和歌山から四国や淡路島との連絡線も存在しまた。

JR阪和線とは関西国際空港から大阪市内まで競合しており、関西圏におけるインバウンド需要促進の一翼を担っています。フラッグシップ車両のラピートは、同じく空港直通列車である京成電鉄のスカイライナーとも対比されることもあり、一部の鉄道ファンからは、「東のスカイライナー・西のラピート」とも言われています。

通勤車両:8300系

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筆者撮影:南海8300系

南海電気鉄道の最新通勤車両は、2015年10月にデビューした南海8300系電車です。6000系・7000系・7100系の置き換えと、空港線を始めとしたインバウンド需要に対応する旅客案内設備の充実化のために導入されました。

デザインは南海線系統の伝統である青・オレンジの帯を纏っており、2代目8000系よりもシャープなデザインに洗練されています。

1組成あたり2両編成・4両編成になっており、4両編成のユニットは特急「サザン」の自由席車両として併結することを前提としていますが運用実績はなく、4両から8両で運用されています。

特急専用車両:12000系(サザン・プレミアム)

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筆者撮影:南海12000系

南海電気鉄道の最新特急専用車両は、2011年9月にデビューした南海12000系電車です。「サザン・プレミアム」の愛称で親しまれています。10000系の置き換えを目的として2代目8000系をベースに製造されました。運用は特急「サザン」の指定席車両として、和歌山方面から12000系4両+8000系or9000系4両と併結しています。

デザインは南海伝統のブルーとゴールドのライン帯を纏っています。車両側面には「SOUTHERN premium」のロゴが入っています。また、車両側面後部には難波から和歌山・関西国際空港の路線デザインが入っており、地元へのアピールの意味も込められています。

サザン・プレミアムの乗車記録はこちら。

www.stellacreate.com

京阪電気鉄道(京阪)

京阪電気鉄道は、大阪・京都・滋賀に路線を展開している鉄道会社です。淀屋橋・中之島と言った大阪市内屈指のオフィス街から、京都の出町柳までの京阪本線が主要な路線です。また、京阪大津線の京津線は併用軌道に加えて京都市営地下鉄東西線にも乗り入れしており、非常にユニークな路線です。

天満橋から寝屋川信号所までは複々線となっており、私鉄では東武鉄道に次いで第2位の長さ(12.6km)を誇ります。また、アップダウンや角度の鋭いカーブなど、線形が悪い区間が多いですが、それに耐えられる電車を数多く輩出しています。

通勤車両:13000系

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筆者撮影:京阪13000系

京阪電気鉄道の最新通勤車両は、2012年4月にデビューした京阪13000系電車です。2200系と2600系0番台の置き換えを目的に製造された車両で、デビューからシティー・コミューターの緑と白のデザインで2代目3000系コンフォート・サルーンのデザインを継承しつつも京阪らしさをアピールしていると言えます。

1990年代以降、新車のパンタグラフはシングルアームが主流になっていますが、なんと新車では珍しい下枠交差式パンタグラフを採用しています。これは廃車となった電車のパンタグラフを流用しています。パンタグラフが長持ちすることに衝撃です。

特急専用車両①:8000系

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筆者撮影:京阪8000系

京阪電気鉄道の最新特急専用車両は、1989年にデビューした京阪8000系電車です。「エレガント・サルーン」の愛称で親しまれています。クロスシートでコンフォート・サルーンの名称を持つ、2代目3000系が最新の特急専用車両と思いきや、製造時に特急専用車両として製造されたのは8000系です。(2代目3000系については後述します。)

8000系の特徴としては、無料で2階建て車両(ダブルデッカー)に乗車できるのと、2017年8月から運用開始された座席指定有料のプレミアムカーです。プレミアムカーについては、過去記事を参照して頂ければと思います。

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特急専用車両②:2代目3000系

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京阪にはもう一つ特急専用車両が存在します。2008年10月にデビューした京阪3000系電車 (2代)です。「コンフォート・サルーン」の愛称で親しまれています。中之島線の開業とともにデビューし、当初は快速急行用として運用されていましたが、ダイヤ改正に伴い、現在は特急専用として運用されています。

デザインは京阪伝統の緑ではなく、エレガント・ブルーが採用されており、車体中央部には銀色の帯が入っています。車両正面のデザインは「花鳥風月」をイメージした円弧状になっており、先述した13000系にも引き継がれています。

車端部はロングシート、運転台の後ろは2+2のクロスシート、ドア間は2+1のクロスシートを配備しており、京都と大阪直通客を中心とした着席を目的としています。8000系とは異なった新しいコンセプトの車両にまとまっています。

阪神電気鉄道(阪神)

阪神電気鉄道は大阪梅田から神戸まで展開している鉄道会社です。山陽電鉄と直通運転をしており、須磨浦公園駅まで阪神の車両が乗り入れしています。また、2009年には近鉄と乗り入れ路線である阪神なんば線が開通され、阪神の車両は近鉄奈良駅でもお目にかかることが出来ます。

阪神と言えばプロ野球球団「阪神タイガース」が超有名ですが、阪神電鉄は阪神タイガースの親会社です。関西で超人気球団の阪神タイガースの本拠地である阪神甲子園球場の最寄駅である甲子園駅を有しており、甲子園で試合がある日は、甲子園から大阪梅田間の臨時特急も運行されるほど、阪神電鉄と阪神タイガースは密接な関係を持っています。

現在、阪神電鉄は阪急阪神ホールディングスの傘下であり、長年のライバルであった阪急電鉄とともに、大阪から神戸の鉄道輸送を担っています。

通勤車両:5700系

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Wikipedia:阪神5700系電車より

阪神電鉄の最新通勤車両は、2015年8月にデビューした阪神5700系電車です。従来のジェットカーである5001形、5131形、5331形の置き換えのために製造され、ジェット・シルバー5700の愛称を持ちます。従来のジェットカーの特徴である「青胴車」の帯は無くなりましたが、その名残として車両前面のアクセントと車両ドアに新色の「カインドブルー」が塗装されています。車体は阪神1000系電車を基本としており、色こそ違いますが、車両前面の配色などは1000系に似ていますね。

ジェットカーは高加減速車両として知られており、5700系の起動加速度4.0 km/h/sです。阪神5001形電車の起動加速度4.5 km/h/sには劣りますが、それでも日本の通勤車両の中ではトップクラスの起動加速度を誇ります。

2016年には、5700系は阪神電鉄の車両として初めて、鉄道友の会からブルーリボン賞を受賞しています。

阪急電鉄(阪急)

阪急電鉄は大阪・京都・神戸に路線を展開している鉄道会社です。神戸線・宝塚線・京都線が主要路線です。伝統のマルーン塗装が有名ですが、車内のマホガニー木目の化粧板・ゴールデンオリーブ座席は、鉄道ファンのみならず、沿線住民にも愛されています。

神戸方面は阪神電鉄とは長らくライバル関係と言われてきましたが、阪神阪急ホールディングス傘下に両社が入ったことにより、現在は阪神電鉄とともに大阪から神戸の鉄道輸送を担っています。

京都方面では、特別料金不要で乗れる「京とれいん」を運行しており、観光列車にも力を入れ始めています。

通勤車両:2代目1000系・2代目1300系

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筆者撮影:阪急1000系

阪急電鉄の最新通勤車両は、2013年11月に阪急神戸線・阪急宝塚線でデビューした阪急1000系電車 (2代)と、2014年3月に阪急京都線でデビューした阪急1300系電車 (2代)です。阪急1000系電車と阪急1300系電車は思想がほぼ同じなので、同時に記載します。

外装は伝統である阪急マルーンと車体上部にアイボリーを施したものです。車両前面は9000系・9300系を踏襲したデザインになっており、行先表示器は本系列から全車両フルカラーLEDを採用しています。阪急の車両側面の表示器は6000系以降、行先と種別が別表示になっていましたが、視認性向上のため、1000系・1300系からは一体表示のフルカラーLEDに戻っています。内装も伝統であるマホガニー木目の化粧板にゴールデンオリーブ色の座席を採用しています。

1000系・1300系は日立製作所が開発したA-trainを9000系・9300系から引き続き採用しており、リサイクル可能なアルミダブルスキン構造を採用しているため、環境にも配慮している車両になっています。

特急専用車両:9300系*3

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筆者撮影:阪急9300系

阪急の最新特急専用車両は、2003年10月に阪急京都線デビューした阪急9300系電車です。同系列の阪急9000系電車は、2006年7月デビューで、運用・内装仕様が異なるため、別車両とも言えます。

京都線特急専用車両である6300系の置き換えを目的に製造されましたが、2003年当時の最新技術を盛り込みつつ、阪急伝統のマルーンのデザインはそのままです。ただし、6300系が2ドアに対して9300系は3ドア、セミクロスシートなど、特急専用車両として若干の仕様変更があります。

尚、この9300系が阪急車両のその後を大きく変えます。日立製作所の車両ブランドである「A-train」を阪急で初めて採用し、先述した1000系・1300系でも採用しています。阪急車両の外観は8000系・8300系から大きく変わりましたが、新車・リニューアル車を含め、9300系の顔を採用しています。内装も9300系で妻側と窓側が濃いマホガニー木目の化粧板、ロングシートの仕切り設置、間接照明などを初めて導入しており、新車・リニューアル車の内装も9300系に準じて施工されています。

西日本鉄道(西鉄)

西日本鉄道(西鉄)は九州で唯一の大手私鉄です。他の大手私鉄各社は東京・大阪・名古屋と言った三大都市圏を拠点にしていますが、西鉄のみ、福岡県を拠点としています。西鉄福岡(天神)から天神大牟田線を経由して太宰府天満宮へ向かう太宰府線を有し、通勤だけでなく観光の足としても一役買っています。

通勤車両:9000形 

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Wikipedia:西鉄9000形電車より

西日本鉄道の最新車両は、2017年3月にデビューした西鉄9000形電車です。9000形は5000形の置き換え車両として製造されました。従来、西鉄のイメージカラーはアイスグリーンとでしたが、3000形の登場時にデザインが無塗装ステンレス車に一新されて、3000形をベースにしている9000形も同様に無塗装ステンレスに加え、西鉄の歴代車両で用いられている赤帯を踏襲し、車両正面と側面にロイヤルレッドを帯びたデザインになっています。

前照灯・尾灯・車内照明などすべての照明装置をLED化や、行先表示器のフルカラーLED表示器化など、三大都市圏の鉄道各社の最新車両に勝るとも劣らない装備です。

 

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*1:北越急行ほくほく線の681系・683系「はくたか」も最高時速160km/hで運行していたが、2015年3月14日のダイヤ改正により、「はくたか」は北陸新幹線の種別となり、ほくほく線内での160km/h運行も終了している。

*2:特急専用車両とは明言されていないが、運用上は快特・ウィング号等の優等種別で運用、また、有料座席であるウィング・シートのサービスが存在するため、本記事では特急専用車両扱いとする。

*3:京都線の特急専用車両であった6300系の置き換えで導入された経緯から、本記事では特急専用車両として扱う。