成田湯川駅。成田スカイアクセス線の駅の一つで、スカイライナーが160km/hで通過することで有名なスポットです。この成田湯川駅、なんとアクセス特急でさえも停車します。アクセス特急が停車するからさぞかし重要な駅なんだろうということで、実際に行ってきました。ワクワク。
成田湯川駅には何がある?
成田湯川駅は、成田スカイアクセス線の通勤車で最上位種別に位置する、アクセス特急でさえも停車する駅です。成田スカイアクセス線を構成する京成成田空港線で唯一の駅であり、運営母体は成田高速鉄道アクセス株式会社です。成田スカイアクセス線の開業と同時に駅も開業した成田湯川駅。いったいそこには何があるのでしょうか?まずはこちらをご覧下さい。
駅前のロータリーです。何もありません。というか、人がいません。なんなら、信号もありません。時間は朝の11時台。人が居てもいい時間帯です。
改札出て左側からロータリーを見てみます。天気は良いのですが、人は居ません。GoToなんたら真っ盛りなのですが、人が居ません。
今度は駅の正面から見てみます。大きい駅舎です。良い天気です。人はいません。ちなみに周辺には何もありません。
あると言えば、JR成田線が成田湯川駅の下を南北に通ってるくらいでしょうか。そしてこの写真の裏側は山。ちょっと不安になったので地図を見てみます。
…何にもない。あると言えば印旛沼ですが、歩ける道中では無さそうですし、ボンベルタ成田やイオンモール成田も徒歩で行けるような距離ではありません。コンビニでさえも存在しません。もちろん、成田湯川駅構内に売店はありません。
つまり成田湯川駅って何なの?
既にご存知の方は知っていると思いますが、成田湯川駅には何もありません。アクセス特急がスカイライナーの通過を退避するための駅です。「アクセス特急でさえも停車」と先述しましたが、「アクセス特急だけ停車」と言うのが正しい表現です。
成田スカイアクセス線のうち、各駅停車が運行されているのは京成高砂駅から印旛日本医大駅までとなっており、印旛日本医大駅から成田空港駅まではスカイライナーかアクセス特急しか運行されていません。印旛日本医大駅より先は成田湯川駅・空港第2ビル駅・成田空港駅(終点)となっていますが、スカイライナーは成田湯川駅を通過し、アクセス特急は成田湯川駅を停車します。
何でそんなことになっているかと言うと、成田湯川駅から空港第2ビル駅までの間は単線区間だからです。アクセス特急は成田湯川駅で退避し、スカイライナーの通過を待ちます。その為だけに成田湯川駅があると言っても過言ではありません。もちろん、地元住民の利用もありますが、2020年度の一日当たり乗降人員数は断トツの最下位になっています。
鉄道趣味的にはどうなの?
この成田湯川駅ですが、鉄道ファン的には楽しめる駅です。と言うのも、先述しましたが、スカイライナーが160km/hで通過します。そして、160km/h通過をホーム上から体感出来るスポットが成田湯川駅に限定されます。そのため、撮り鉄さんがちらほらいらっしゃいます。
尚、スカイライナーは通過線を走るので、ホームから普通に撮影していたら警笛を鳴らされる心配もありません(絶対にホームから降りないで!)。写真撮影は超高性能連写でないと厳しいかもしれませんが、動画は割と簡単に撮影出来ます。
編集後記
ちなみに成田湯川の列車本数ですが、多くて1時間に2本です。そして京成高砂からの片道運賃が930円(往復1860円)なので、お金と時間と体力を使います。行ってみたい方は、半日くらい覚悟した方が良いかもしれません。それでも、スカイライナーの160km/h通過を体感する価値はあると思います。
ご意見ご感想はTwitterまで^^
フォローもお願いします><
鉄道ネタやブログ運営等をつぶやいてます。
関連記事
本ブログの鉄道コム投稿記事はコチラ
最近の鉄道情報
今後1週間の鉄道イベント(鉄道コムより)