8月17日に京成電鉄が2020年の安全報告書をリリースしました。その中で、6月12日に発生した青砥駅での脱線についても少しばかり報告がありました。
青砥駅構内列車脱線事故について
京急電鉄の安全報告書の25ページによると、6月12日に青砥駅構内で、前6両がホームに進入した時点で大きな衝撃が発生して緊急停止したとのこと。実際に脱線した車両は7818編成の7両目の7812番です。
幸い、事故による負傷者等は出ていませんが、当日は押上線から都営浅草線・京急線に入れないので、八広~青砥間は運転見合わせ(八広は待避線があり折り返し可能)、事故発生からしばらくは青砥駅の京成本線ホームを使用して京成本線にも都営浅草線5500形が入ったりするなど、京成にとっては緊急事態でした。21時以降は復旧作業のために千住大橋~市川真間、八広~青砥、京成高砂~新鎌ヶ谷で運転見合わせを実施し、6月13日の7時35分に運転再開となりました。
京成がとった応急対応
安全報告書内に記載がありますが、6月13日に全車目視点検、6月19日までに同一構造車両の磁粉探傷検査、7月15日までに全車両での磁粉探傷検査を実施し、異常なしとしています。
【コラム】磁粉探傷検査と言うのは材料の非破壊検査の一種です。専用装置で材料(台車とか)を磁化して、蛍光磁粉を含んだ検査液を掛けて紫外線を当てると、傷や亀裂が入っているかどうかを確認出来ます。阪急電鉄のHPにその様子が詳しく掲載さています。安全輸送の根幹を担う台車の磁粉探傷(じふんたんしょう)
亀裂が入っていないか等の詳細な検査は全車両で完了しており、7818編成は搬送用の仮台車で高砂検車区から出場しています。
編集後記
運輸安全委員会が調査中なので、最終的な報告を待つばかりになりますね。廃車の可能性があるのかは定かでは無いですが、車齢が25年なので、廃車の可能性は低いかと。運用復帰もどれくらいの時間がかかるんでしょうか。
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