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実は、直通出来ない時期があった京成3700形3848編成


 

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京成3700形3848編成は、2001年6月にデビューした京成3700形の7次車です。6次車から3700形の仕様が大きく変わり、特徴的な見た目としては、おでこヘッドライトとほっぺた標識灯・尾灯に変更されています。基本的には6次車と同じ仕様の8両編成です。

さて、この3848編成、都営浅草線や京急線の直通規定は満たしていますが、一時期だけ直通出来ない期間がありました。

スカイライナーの実験台

3848編成が直通出来ない時期が存在した理由は2代目AE形・スカイライナーが絡んでいます。間違っても、3848編成が車両基地で2代目AE形に絡まれたわけではなく、2代目AE形を生み出すために必要な実験を行う必要がありました。

 

160km/h走行に必要なモノ

少しだけ2代目AE形のお話になります。2代目AE形は在来線最速の160km/hで走行可能なことは有名です。この2代目AE形ですが、160km/h走行と引き換えに、床下機器の重量が増えます。高速走行対応が可能な機器を増やすのはもちろん、高速走行には強いブレーキ力が求められるため、ブレーキ関連装置の増設や大型化など、必然的に床下機器の重量が重くなります。

しかし、車両自体が重くなると、本来の160km/h走行が実現出来なくなるため本末転倒です。出来る限り、車両を軽くする必要があります。そこで、京成が目を付けたのはボルスタレス台車でした。

 

ボルスタレス台車の試験

ボルスタレス台車を採用することで「やったねスカイライナー!これで160km/hで走行できるね!」とはいきません。ボルスタレス台車は京成車両で使用された試しがありませんので、試験走行する必要があります。という訳で、数々の実験に参加してきた(参加させられてきた)3500形に白羽の矢が立ちます。3500形3572編成が最後の奉公と言わんばかりに、廃車までボルスタレス台車の試験に投入されます。

 

こちら3848編成、直通出来ません

しかし、これでは足りん!となったのかは定かではありませんが、今度は3700形3848編成がボルスタレス台車の試験に駆り出されます。営業運用に就きながらです。しかしながら、ボルスタレス台車になった際に、この3848編成は京成線内の運用にとどまることになりました。

直通先の京急線の規定で、ボルスタレス台車が禁止!…ということが、どこかのインターネットでは言われているみたいですが、京急線内の乗り入れ規格にボルスタレス台車を禁止する規定はありません。東京都交通局の1号線直通車両に関する資料を一通り閲覧してみましたが、残念ながら、ボルスタ付き台車を明確に定めている規定はありませんでした(私の調査不足なら申し訳ないです)。

 

まず、京急がボルスタ付き台車を採用する理由としては、京急線内に急カーブが多く、ボルスタレス台車よりもボルスタ付き台車の方が乗り心地が安定するためです。そのため、都営浅草線・京成・北総鉄道の車両もボルスタレス台車でも構わないのですが、京急線内の線形を考慮して、ボルスタ付き台車を採用しています。

話を戻します。3848編成がボルスタレス台車試験を行っている間、京成線内の運用にとどまった理由は2点考えられます。

  • 京急線内での乗り心地を考慮した
  • 2代目AE形は京成線内で運用するので、直通する必要が無い

どちらかと言うと、直通の必要性が無いという意味合いの方が強いかもしれません。京急側からすると、

「別にボルスタレス台車で直通しても良いけど…出来ればボルスタ付き台車の方が良いかなあ。というか、京成でしか走らない車両だったら、うち(京急線内)まで来てデータ収集する必要ってあるのかなあ…」

という感じだったのでしょう。何かあった時に責任取れない(取りたくない)のと、そもそも2代目AE形が直通しないんだったら、直通してまで試験走行のデータ収集をする必要がありませんからね。

そんなわけで、3700形3848編成の京成線内での運用でしっかりとデータを採取し、3500形3572編成の試験走行結果と合わせて、2代目AE形のボルスタレス台車に反映され、160km/hの高速走行を実現したのでした。

 

編集後記

何だか、京急への直通規格の話になってしまいましたが、ちゃんと、3848編成の台車はもとに戻されて、現在も都営浅草線や京急線内でも走っています。

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