ごきげんよう。トンデモ記事を量産することで有名な一部のサイトです。今日はとても平和な記事です。平和って良いですね。さて、京成3000形と3100形を比べてみようというお話です。3100形と3000形の成田スカイアクセス線仕様である7次車(いわゆる3050形)を比較したいと思います。
個人的に比べてみたいところだけ比べているので、「ここも比べて欲しい!」というご要望があればTwitterまで連絡下さい^^
車両スペック
まずはおもむろに車両スペックを並べてみました。
京成3100形 | 京成3000形(7次車) | |
最高運転速度 設計最高速度 |
120km/h 120km/h |
120km/h 130km/h |
起動加速度 常用減速度 非常用減速度 |
3.5km/h/s 4.0km/h/s 4.5km/h/s |
3.5km/h/s 4.0km/h/s 4.5km/h/s |
制御方式 | IGBT-VVVFインバータ制御 (SiCハイブリッドモジュール素子採用) |
IGBT-VVVFインバータ制御 |
定速運転機能 | 25km/h以上 | - |
最高運転速度は同じ120km/hですが、設計最高速度は3000形7次車では130km/hと10km/h上です。3000形7次車は成田スカイアクセス線仕様かつ、将来的な速度アップを見越して130km/hまで出せるように設計されていますが、3100形では設計最高速度を120km/hにしています。現状の成田スカイアクセス線のアクセス特急の最高速度は120km/hなので、130km/hはオーバースペックです。3100形で120km/hを設計最高速度としているので、今後、成田スカイアクセス線では130km/h運転を行う予定はないという事かもしれません。
起動加速度・常用減速度・非常用減速度は両方とも同じです。京急線内の過密ダイヤに対応可能な様に設計されています。
制御方式はIGBT-VVVFインバータ制御で同じですが、3100形ではハイブリッドSiC素子(Si-IGBT素子とSiC-SBD素子の組み合わせ)を適用した、東洋電機製造製の2レベルPWM方式VVVFインバータ制御装置を採用しています。何が凄いのかピンと来ないと思いますが、3000形のVVVFインバータ制御装置から35%ほど小さく軽くなって、1.3倍も出力がパワーアップしています。簡単に言うと、「3000形はちょっとオーバー気味だけど、3100形は必要なスペックを出すのに最新の機器を使って軽量化と省エネも実現しましたよ」ということです。
座席数と収容力
次に座席数と収容力です。
京成3100形 | 京成3000形(7次車) | |
編成定員 | 1,042名(398席) | 1,042名(398席) |
車両定員 | 先頭:122名(43席) 中間:133名(49席) |
先頭:122名(43席) 中間:133名(52席) |
寸法 | 全長:18,000mm 全幅:2,845mm 全高:4,050mm |
全長:18,000mm 全幅:2,768mm 全高:4,050mm |
さて、これを見比べてみると、微妙な差があります。文字色を変えているのでお気づきかと思いますが、中間車両の座席数は3100形の方が少ないのです。これは簡単な話で、中間車の車端部にフリースペースを設けたことが要因です。
日本車輌製造株式会社HP「京成電鉄(株)殿向け3100形の紹介」より
(https://www.n-sharyo.co.jp/business/tetsudo/topics/tp191220.html)
中間車の車端部にフリースペースを設けたことで、立ち客分のスペースが増えるはずですが、どうやら単純に座席数のマイナスと立ち客のプラスが相殺され、結果的にプラスマイナスゼロになっています。
座席の変化
座席は3100形では今までの京成車両とは特徴的な仕様変更されています。背もたれが高くなり、一部座席で折りたためる機構が備わりました。
日本車輌製造株式会社HP「京成電鉄(株)殿向け3100形の紹介」より
(https://www.n-sharyo.co.jp/business/tetsudo/topics/tp191220.html)
京成3100形は空港利用客が多い成田スカイアクセス線仕様の車両として製造されたもので、スーツケースなどの大型の荷物を置くために設けられたものです。着席数が減ってしまいますが、立席数を確保するための知恵でもあります。
3100形と3000形7次車(3050形)の車内に関してはオンタイム様が取材なさっていますので、そちらをご覧になってみて下さい。
しかも3050形は今では見ることが出来なくなった旧カラーですね。
編集後記
とまあ、簡単に比較してみましたが、ほぼ3100形の紹介っぽくなってしまいました。ちなみに、設計最高速度を120km/hに抑えた理由について、確証を得ることは出来ませんでした。アクセス特急が130km/hにスピードアップしたら改造するんでしょうかね。
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