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京成3000形が本当に救ったものとは

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京成3000形は2002年から製造され、成田スカイアクセス線開業前までは6両編成を大量投入、成田スカイアクセス線開業以降も8両編成を投入し、京成車両の最大勢力に君臨しています。その功績は大きく、京成上野~京成高砂の混雑解消に寄与した6両編成、成田スカイアクセス線運用や直通可能な8両編成、環境に配慮した機器導入やバリアフリー対応などなど、挙げればたくさん出てきます。

その輝かしい功績の京成3000形が本当に救ったものは、車番でした。

四直特有の車両形式番号

京成は京急・都営浅草線・北総線に直通しており、それら鉄道事業者を合わせて四直(四社局直通)と言われています。この四直ですが、乗り入れ規格が色々と細かく決められていますが、何と、使用可能な車両形式番号まで事細かに決められているのです。

 

「車両形式番号くらいいいじゃないか」というのはさておき、どのように決められているのかと言うのが以下の表になります。

 鉄道事業者 車両形式番号
京急 3桁
1000番台
2000番台
京成 3000番台
都営浅草線 5000番台
北総鉄道 7000番台
千葉ニュータウン鉄道 9000番台

この様に、各鉄道事業者が使える、千の位の番号が決まっています。ということは、各鉄道事業者は千の位の番号の中で車番をやりくりする必要があります。

 

車番枯渇問題

さて、千の位が固定されており、実質的に車両形式を表現するには、百の位で採番することになります。シンプルに考えると、例えば、京成3500形は3501~3599までの番号を使用します。しかし、これでは1つの車両形式で99両までしか製造出来ないことになります。

 

京成を例にあげると、3700形が分かりやすいと思います。3700形は1991年から製造を開始し、8両編成で製造を続けていました。しかし、いずれの編成も下一桁に1~8を付与していたため、10本製造したところで3700番台が枯渇します。

  車番
(便宜上、前後逆)
1次車 3701~3708
3711~3718
3721~3728
2次車 3731~3738
3741~3748
3次車 3751~3758
3761~3768
3771~3778
3781~3788
4次車 3791~3798
…3700台がなくなっちゃった!

そこで、3800番台を使用して製造を続けます。形式的には3700形ですが、番号は3800番台を使用しており、当時、3700形の製造を続けていたら3800番台や3900番台も枯渇していたかもしれません。そうなると、京成は3000番台しか使用できないため、空き番を探すことになります。空き番探しを繰り返すと車番管理が非常に手間になります。京急は長年繰り返してますが、それは別の話。京急は頑張ってます。

 

3000形で採番方法が変更

新型の車番が足りない…

さて、京成の中の人は頭を抱えます。新型を製造しようにも車番が足りなくなることが近い将来分かっていたので、夜も眠れなかったのかもしれません。

「成田スカイアクセス線開業に合わせて、本線を走る老朽化車両の置き換えに加え、輸送力アップのために4両編成を6両編成で置き換えたいのに、今の採番方法では限界が来る…いったいどうすれば…」

こんなことを夜な夜な考えていたかどうかは不明ですが、事実、3700形の採番方法では車両を増やすとなった時に限界が来ます。末尾に0や9を使用したとしても焼け石に水。1形式に100両を製造するのが限界です。

 

編成単位で採番

そこで京成は、車番枯渇問題の抜本的な解決のため、3000形の導入に伴い、採番方法を変えました。編成単位で採番をしたのです。

8両編成のパターン(便宜上、前後逆で表現)

  1両目 2両目 3両目 4両目 5両目 6両目 7両目 8両目
3001編成 3001-1 3001-2 3001-3 3001-4 3001-5 3001-6 3001-7 3001-8

6両編成のパターン(便宜上、前後逆で表現)

  1両目 2両目 3両目 4両目 5両目 6両目
3002編成 3002-1 3002-2 3002-3 3002-6 3002-7 3002-8

車番を編成単位で付与し、ハイフンを付けて採番します。6両編成は「3002-4」「3002-5」の様には採番していません。将来的に8両編成化を見越していることが考えられます。これは、実質的な桁の繰り上げとも言えます。

編成単位で採番することで、1形式あたり、最大999両の車両が製造可能となりました。これで車番不足に悩まされることはありません。京成の中の人もグッスリ眠れたと思います。まあ、都営浅草線5300形で採用していた方法を京成でも採用しただけですが。

 

編集後記

京成3000形の余り目立たないかもしれない功績ですが、同仕様の北総7500形や千葉NT9200形、2代目AE形スカイライナー、そして3100形でも同様に編成単位で採番する方法が採用され、将来的な車番枯渇問題を解決して、車番不足から京成を救いました。そして、京成の中の人の睡眠時間も救ったことでしょう。一方、直通先である京急は車番枯渇問題を何とか頑張っていますが果たして…

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