先日、某バラエティー番組でも取り上げられた、京急のドレミファインバーター車両である1000形1033編成。2020年10月現在、日本で唯一のドレミファインバーター車両です。かつて、京急2100形や1000形アルミ車はドレミファインバーターでしたが、機器更新によりドレミファインバーターからIGBT-VVVFインバータ変更され、ドレミファインバーターは残り1編成のみです。
このドレミファインバーター車両の1000形1033編成、いつ更新されるのか分かりません。更新される前に実際に乗ってみたい、と言う人が多いかなと思います。なので、今回はドレミファインバーターに会いに行く方法を紹介します。
ドレミファインバーター
ドレミファインバーターと言うのは、発車時にVVVFインバータが発する騒音を「ファソラシドレミファソー」と聞こえるように調整したものです。ドイツのシーメンス社が製造しています。その仕組みを詳しく知りたい方はインターネット上にたくさん転がっていますので、調べてみて下さい。
で、このドレミファインバーター車両ですが、2020年度内(2021年3月まで)に消滅するのではないかと噂されています。京急の2020年度設備投資計画に1000形の更新が明記されており*1、個人的にも、1033編成はそろそろ置き換えかなと考えています。
ドレミファインバーター車両の運用を調べる
運用調査を使う
ドレミファインバーターの車両がいつ走っているのかを調べるには、運用を調べるしか方法はありません。しかし、京急公式ホームページには特別塗装車両の運用は公表されていますが、ドレミファインバーターの運用は公表されていません。
ではどうするか。詳しい人なら知っていると思いますが、運用を調べるために、運用調査というサイトを使用します。
この運用調査というサイトは、簡単に言うと、どの車両がどの運用に就いているのか分かるサイトです。有志の方がポチポチと目撃情報を入力しているので、全ての列車の情報を知ることは難しいですが、大半の運用は知ることが出来ます。
この運用調査というサイト、私も重宝しています。ただし、掲載されているのは関東圏の鉄道のみです。
京急の情報を調べる
さて、実際にドレミファインバーターの車両がどの運用に就いているのかを調べてみましょう。トップページから、次の様にページを進めれば見つけることが出来ます。
- 私鉄ダイヤあり
- 京急線
- 編成別→1033F→詳細
では、順にページを追って行きましょう。今回はPCページから探します。スマホでもほとんど同じです。探すのは京急1000形1033編成の運用です。
まず、運用調査のトップページから「私鉄ダイヤあり」をクリックします。
「私鉄ダイヤあり」のページに切り替わったら、下の方にスクロールして「京急線」をクリックします。すると「京急線運用情報」のページに移ります。
次に、「編成別」をクリックします。
ここまで来たら、1033編成を探すだけです。「1033F」と書いているのがドレミファインバーターの車両です。その右側の「詳細」をクリックします。
すると、1033編成の運用の情報が出てきました。
当該車両の当日の運用情報が一目で見ることが出来ます。このページの見方は簡単です。
「品川0515→0532羽田」というのは、「品川を5時15分に出発して、羽田空港に5時32分に到着するよ」という意味です。
戻りたい時は右上の「×」を押して下さい。
この記事を書いているのが午前9時ごろなので、まだ情報は少ないみたいです。時間が経てば情報が増えることもあります。有志の方が入力しているため、増えないこともあります。また、当日になって諸般の事情で車両の運用が変更になったりする可能性もあります。
直通のダイヤも調べる
1000形1033編成は都営浅草線・京成線に直通運転していることもあるので、そちらを調べる事もオススメです。トップページから、次の様にページを進めれば見つけることが出来ます。
- 地下鉄ダイヤあり
- 都営浅草線・京成押上線・成田空港線・北総線
- 編成別→1033F→詳細
先ほどは「私鉄ダイヤあり」から「京急線」で調べましたが、直通運転の場合は「地下鉄ダイヤあり」から調べます。その後は「都営浅草線・京成押上線・成田空港線・北総線」から1033編成を調べます。
どの駅で狙うべきか
ドレミファインバーターの運用が分かったら、いよいよ乗りに行くのですが、どの駅で待った方が良いのか迷うと思います。1000形1033編成に限ったことではありませんが、京急の8両編成の車両は、日中は京急線内で快特として走っています。なので、京急線内で待つ場合は快特停車駅で待つしかありません。
個人的なオススメは泉岳寺・金沢八景・京急久里浜です。理由は単純で、その3駅はインバータ音が聴ける車両に乗りやすいからです。品川は混むのでオススメしません。また、京成線の押上から成田空港方面でも休日の日中は人が少ないです。押上から各駅の種別であれば、人はガラガラでドレミファインバーター聴き放題です(録音したい人なら京成線内を狙うのが良いかも)。
編集後記
運用調査を使えば、高確率でドレミファインバーター車両に会うことが出来るでしょう。ただし注意が必要です。この運用調査というサイトは有志の方が善意で入力しているので、その情報が絶対確実とは限りません。急に運用が変わって、運用調査に反映されていない事もあります。
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*1:ただし、どの編成を更新するのかまでは記載されていません。