京成3000形4次車グループと同じ時期に製造された車両が2種類あります。新京成N800形と北総鉄道7500形です。この3種類の車両は姉妹車両となっています。
京成3000形4次車グループと姉妹車両
京成3000形4次車グループと同じ時期に製造された車両が2種類あります。新京成N800形と北総鉄道7500形です。この3種類の車両は姉妹車両となっています。
千葉ニュータウン鉄道9200形は京成3000形8次車と同じ仕様のため本記事では省きます。
共通点
まずは共通点から。仕様は登場時のものです。
- 運転台の上部にSR無線アンテナ用台座の設置
- IR無線アンテナの位置変更(IR無線アンテナが後ろに)
京成3000形4次車グループから導入された仕様で、非常に細かい部分が共通しています。しかし、その中でも相違点が存在し、京成3000形4次車と北総鉄道7500形はSR無線を搭載せず、新京成N800形はSR無線搭載・IR無線台座のみ、という差異がありました。
「差異がありました」という過去形にしたのは、3000形4次車と北総鉄道7500形はSR無線アンテナを設置し、新京成N800形もIR無線アンテナを設置しています。登場時に差異は発生しましたが、時を経て同じになった共通仕様となります。
ちょうどSR無線の位置が異なる京成3000形が並んでいる写真がありました。写真の赤いマルで囲っているのがSR無線アンテナです。左側が3014編成で、運転台の上、車両の一番先頭に来ているのがわかります。ちょっと見辛いですが、右側の3000形2次車の3006編成はIR無線アンテナが先頭にあり、SR無線アンテナがその後ろにあります。
こちらは新京成N800形。京成3014編成とSR無線アンテナの形状は違いますが、搭載位置は同じです。写真右上に赤いマルで囲っています。
相違点
車体の色は大きな相違点ですが、一旦それは割愛します。パッと見て分かるのは、以下になります。
京成 3000形 |
北総 7500形 |
新京成 N800形 |
|
車番の位置 | 正面右 | 正面右 | 正面左 |
側窓枠の色 | アルミ無塗装 | アルミ無塗装 | 黒で塗装 |
車内レイアウト | 基準 | 京成3000形と同じ | 独自カラー |
つり革 | 丸い | 丸い | 三角 |
貫通扉のデザイン | 化粧板 | 化粧板 | ステンレス |
お顔の違いでは、車番の位置が京成3000形と北総7500形は正面右、新京成N800形は正面左となっていることです。北総7500形の写真をご覧下さい。運転台窓の真下に車番がありますね。
新京成N800形。正面左、非常脱出扉の窓の下に車番があります。
側窓枠にも差異が見られます。京成3000形の側窓枠の色はこんな感じ銀色になっています。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、赤い矢印を描いた部分です。アルミのまま塗装していない状態です(北総7500形も同じ)。
新京成N800形の側窓枠の色は黒く塗装されています。
車内レイアウトに関しては京成3000形4次車、北総7500形、新京成N800形とも同じ仕様ですが、新京成N800形だけは独自のカラーリングを採用しています。また、つり革は新京成のみが三角つり革を採用、貫通扉は京成3000形4次車と北総7500形で化粧板仕上げになっていますが、新京成N800形だけステンレスになっています。
車内の写真を見たい方は、是非こちらをご覧になってみて下さい(私は持ってない…)。
その他、新京成N800形だけ警笛やドアチャイムが異なっていたりします。そう考えると、京成3000形・北総7500形はほぼ同じですが、新京成N800形は少しだけ独自色がありますね。ちなみに、車両スペックや足回りは3形式ともほぼ同じです。
編集後記
タイトルで姉妹車両と記しましたが、「兄弟車両じゃないの?」と思った方、いらっしゃいますか?私は兄弟車両という表現だと思いました。しかし、日本車両製造の公式HPにある「新京成電鉄殿向けN800形」で「京成3000形をベースとした姉妹車」と記載があったので、姉妹とさせて頂きました。船舶は女性を形容しますが、鉄道車両ってどうなんですかね。
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