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幻となった京急2100形の5次車

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京急2100形は1998年から2000年に製造された、京急における特急専用の車両です。ドレミファインバーターを搭載して爆速で駆け抜ける2100形のバリエーションは4次車まであります。

この京急2100形ですが、実は5次車まで製造される予定でした。しかし、京急2100形特有の事情(とか大人の事情)で、10本が製造された時点で打ち切りとなったのです。

当初の計画と実績

京急2100形の当初の製造計画では8両編成12本合計96両が製造されるはずでした。しかし、実績としては8両編成10本合計80両の製造です。2000年に第10編成まで製造された時点で2100形の製造は終了し、2002年から2代目1000形が製造されています。

2100形の製造終了(2000年10月末)から2代目1000形の第1編成竣工(2002年2月)まで、わずか1年半足らずです。前形式から次形式まで、こんなに短期間で製造する例はなかなか見られない現象です。それもそのはず、2100形と2代目1000形アルミ車は、車内の客室設備こそ異なるものの、足回りや機器構成はほとんど同じだからです。

 

計画では2100形の第12編成まで製造しようとしていたのに、2100形は第10編成で製造を終了し、短期間で2代目1000形の製造に切り替えているのです。そう考えると、2代目1000形アルミ車は実質的に2100形2ドアロングシート仕様とも捉えられます。

 

何故、2100形の製造計画を変更したのか

2100形のアピールポイントは、やはり2ドアクロスシート車両です。世紀末も近く、都心へ向かう通勤客の激増に合わせて3ドア車両や4ドア車両が全盛の時代です。京急直通先の都営浅草線や京成線も3ドアで統一している中、京急2100形は三崎口方面のレジャー需要に対応するために、京急特急車両の伝統的な2ドアクロスシート車両である2100形を新造しています。ですが、これがネックになります。

京急ファンならご存知と思いますが、2ドア車両は都営浅草線に入れません。「泉岳寺まで来てるじゃないか」という方は非常に鋭いです。確かに、泉岳寺に来ているので都営浅草線には入っています。しかし、2100形が入れるのはそこまでです。泉岳寺に到着して留置線に引き上げ、そのまま戻ってきて品川に向かいます。

 

都営浅草線や京成線に入れないとなると、京急線内のみの運用になってしまい、車両を効率よく運用できません。単刀直入に言ってしまうと、特別扱いです。それが1本くらいだったら良いでしょう。ただし、特別扱いの車両が10本も存在し、日中の要である快特運用に就いているとなると、運用する側としては手間になります。ダイヤも2100形に合わせて組む必要が出てきます。そのため、2ドアクロスシート車両の2100形を12編成まで製造するよりも、少しでも多く3ドア車の製造に切り替えたのでしょう。

 

何故、10本作る必要があった?

次に第10編成まで製造された理由です。「2ドアクロスシート車両のデメリットを考えると、そんなに製造しなくても良いのでは?」と考えられるかもしれません。これは2000形の置き換えが関係しています。先述しましたが、京急は伝統的に2ドアクロスシート車両を製造しています。2000形は8両編成9本72両製造されており、その置き換えが必要だったため、最低でも2100形を第9編成までは製造する必要がありました。加えて、2ドアクロスシート車両の増強の意味を含めると第10編成まで製造されたことは頷けます。

 

見方を変えてみると、第10編成まで製造した時点で2000形の置き換えが完了しているため、直通観点でデメリットが大きい2ドアクロスシート車両をこれ以上製造する必要が無くなった、とも言えます。

 

編集後記

仮に2100形が12本完備されていたら…と考えてみると、やはり都営浅草線との直通車両が減ってしまうので、車両のやりくりの苦労が増しそうですね。結果的に、2100形10本がギリギリのラインで落ち着いたのかもしれません。

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