Web
Analytics

社畜ゲートウェイ

京成・京急を中心に取り上げる阪急ファンのブログです。日本一遅い速報を届けます。


京阪9000系と京急600形のトリッキーな共通点

【スポンサーリンク】

f:id:neko_britannia:20210120210815j:plain

京阪9000系と京急600形。どちらも優秀で、今現在も最前線で頑張っている車両ですが、デビュー時の様相はどちらもインパクトがあり、時代に一石を投じたものでした。トリッキー過ぎる機構を共通して備えていたため、時の流れと共に消え去りましたが、京阪9000系・京急600形は、地域・会社が違えども、ともに時代を担う願いが込められた車両と言っても差し支えないと思います。

京阪9000系と京急600形の共通点

デビュー時の京阪9000系と京急600形には、共通点が2つあります。

  • 3ドア固定クロスシート
  • 中央ドア締め切り機構

90年代半ばの大都市圏の通勤車両では珍しいクロスシート、そして中央ドア締め切り機構を持った両形式とも、次世代を担う車両として現在も活躍!…とはならず、現在ではロングシート化され、中央ドアの締め切り機構は廃止されました。

 

良いとこ取りをしようとした結果…

固定されるクロスシート

京阪9000系・京急600形とも3ドアの通勤車両でクロスシートを備えています。当時、京阪8000系や京急2000形と言った特急車両は2ドアクロスシート車両だったので、それを3ドアの通勤車両でも再現しようとしました。そして作りました。

京阪9000系の集団見合い&集団離反クロスシート

f:id:neko_britannia:20210120211521j:plain

京阪9000系は、固定クロスシートを配置したセミクロスシートとなりました*1。90年代の3ドア車両で転換クロスシートはJR西日本221系や223系などが主な例ですが、221系や223系は20メートル級の車両であるのに対し、京阪は18メートル級の車両だったこともあり、当時、転換機能を持ったクロスシートを搭載することが出来ませんでした。しかも、1両に集団見合い型と集団離反型をミックスした構成となっており、車両の半分の座席が進行方向と逆を向いている状態です。

 

京急600形のツイングルシート

f:id:neko_britannia:20210120211546j:plain

京急600形も固定クロスシートです。ドア間にはボックスシートを片側2つ、車端部にはボックスシートを片側1つ、そして運転席の後方には1列2席の固定クロスシートという顔ぶれのオールクロスシート車両でした。そして、混雑時には座面を収容して定員を増加することが出来る、ツイングルシートを搭載していました。しかし、登場時は使われていたものの、車内を締め切らないとツイングルシートのオンオフが出来ないということもあり、登場してからしばらく経つと、ツイングルシートが使われる機会は減りました。そして、使わない&座り心地が残念ということで、600形4次車ではツイングルシートを搭載しませんでした。

 

中央ドア締め切り機構

3ドアクロスシート車両として製造された京阪9000系と京急600形ですが、ラッシュ時には3ドア、日中には2ドア*2という運用にして、京阪8000系や京急2000形と言った特急車両を代替補完する役割を担うことを期待されました。

京阪9000系は朝のラッシュ時の特急運用に重宝され、枚方市停車の特急では3ドアで運用、枚方市を停車しない特急では2ドアで運用されていました。そして汎用車両として登場した京阪9000系は特急だけでなく、急行・準急・普通の運用にも就いていたことから、まさに汎用車両と言ったところでしょう。

京急600形はと言うと、1次車の601編成と602編成に中央ドア締め切り機構を搭載していましたが、これが不評だったため、2次車からは中央ドア締め切り機構を撤去し、1次車の2ドア運用も取りやめています。

 

3ドアロングシート化

さて、固定クロスシートと中央ドア締め切り機構を持つ京阪9000系と京急600形ですが、改造工事に伴って、その両方が廃止されました。

京阪9000系は集団見合いと集団離反をミックスしたクロスシートが乗客から不評だったこともあり、ロングシートに改造し、3ドアロングシート車両として再出発します。そして組成変更に伴い、8両編成5本のうち、4本が7両編成化され、7両編成は準急や普通の運用に就くことが多くなりました。尚、余剰車両は10000系に組み込まれました。

京急600形もツイングルシートは撤去され、ロングシート化されています。現在も幅広い運用に就いており、京急本線はもちろん、都営浅草線・京成線直通、そして成田スカイアクセス線も走れます。そして、完全にロングシート化されたわけではなく、車端部はボックスシート、運転席の直ぐ後ろは前面展望が可能なクロスシートが残っているところを見ると、オールクロスシート時代の名残があります。

京急600形の現在の車内写真については、こちらのお二方のサイトをご覧になった方がわかりやすいと思います。

style.design-the-sight.com

takaq.fc2web.com

とまあ、クロスシートが撤去されても、ロングシートでの運用を充分こなせるという点では、京阪9000系・京急600形ともに基本スペックの高さを物語っていると言えるでしょう。

 

編集後記

運用が開始されると色々と不評でしたが、その不評は次世代車両への糧となっています。京阪9000系の3ドアクロスシート車両の概念は2代目京阪3000系に引き継がれ、転換可能な2列+1列のクロスシートで活躍していますし、プレミアムカーも導入される予定です。京急600形は次世代京急車両の礎になっており、4次車の基礎設計は、2100形以降にも反映されています。

ご意見ご感想はTwitterまで^^

twitter.com

フォローもお願いします><

鉄道ネタやブログ運営等をつぶやいてます。

関連記事

www.stellacreate.com

www.stellacreate.com

本ブログの鉄道コム投稿記事はコチラ

鉄道コム投稿記事一覧ページ

最近の鉄道情報

 

今後1週間の鉄道イベント(鉄道コムより)

 

*1:一部、ロングシートもあったためセミクロスシート

*2:補助席を解除して着席数を確保。