社畜ゲートウェイ

鉄道が好きな社畜が綴る(時々勧誘撃退を生業としています)

【スポンサーリンク】

【鉄道概説】阪急京都線

【スポンサーリンク】

f:id:neko_britannia:20191116155506j:plain

筆者撮影:阪急9300系9300F

今回も阪急をあまり知らない人向けの概説です。

阪急には阪急神戸線・阪急宝塚線・阪急京都線と基幹路線が3つあり、その中でも阪急京都本線は、神宝線(阪急神戸線と阪急宝塚線の総称)とは細かい部分で少し異なり、ある面では少し特別感のある路線になっています。今日はそんな阪急京都線の紹介をサクッとしたいと思います。

阪急京都線の位置づけ

まず、阪急京都線の位置づけを、阪急神戸線・阪急宝塚線と比較しながら簡単に解説します。

阪急の3つの基幹路線はそれぞれ性格が異なります。阪急神戸本線は大阪梅田と神戸三宮という西日本屈指の2つの繁華街を結び、阪神本線とJR神戸線としのぎを削りつつも、良きライバル関係として都市間輸送を盛り上げています。阪急宝塚線は沿線に多くの住宅を擁しており、郊外からの沿線住民輸送という色合いが強く出ています。京都線はと言うと、神宝線と同じくインターアーバン(都市間鉄道)の役割も担っていますが、観光地輸送という役割も担っており、神宝線よりも観光輸送の色合いが強いと言えます。

歴史的経緯

阪急神戸線・阪急宝塚線は阪急が作った路線ですが、阪急京都線は元々が京阪が作った路線です。

阪急京都線は、元々、北大阪電気鉄道の十三~千里山間の路線と、京阪電気鉄道(京阪)が設立した「新京阪鉄道」の天神橋(現・天神橋筋六丁目)~京阪京都(現・大宮)の路線が起源です。新京阪鉄道が北大阪電気鉄道を吸収し、1932年頃には、現在の阪急京都線とほぼ同じ路線が存在していました。この時点では阪急京都線は未だ京阪です。戦時中に阪急と京阪が合併して「京阪神急行」となます。大阪北部には、阪急神戸線・阪急宝塚線・新京阪線(阪急京都線)・京阪本線の巨大鉄道網を京阪神急行が有していました。

戦後、1949年に京阪神急行から京阪が分離再発足しますが、その際に、新京阪線(阪急京都線)が京阪神急行(阪急)に残るか京阪について行くかで協議が行われます。その時に、国鉄までもが協議に加わり、偉い人たちが色々ともめた結果、新京阪線(阪急京都線・阪急千里線・阪急嵐山線)は京阪神急行(阪急)側に残ることになりました。これにより、現在の阪急京都線が成立します。

京阪が本線とは別に新京阪鉄道を持った理由としては、大阪~京都間を高速で結ぶ路線を持ちたかったからです。京阪本線では沿線の利用客をせっせと輸送し、新京阪鉄道は大阪~京都を速達で輸送する目的でした。今でこそ、阪急京都線(旧・新京阪鉄道)の沿線は住宅がひしめいていますが、設立当時は住宅もほとんど無かったので高速運転を実施して、大阪(天神橋)~京都(大宮)をノンストップ運行し、最速34分で結ぶ車種も運行していました。

車両の差異

車幅の差異

京都線の車両は神宝線には入ることが出来ません。例えば、阪急の最新車両である新1000系は京都線内に入れても、新1300系は神宝線には入れないのです。その理由は、神宝線よりも京都線の車幅の方が若干広いからです。神宝線(2750mm)に比べて京都線(2800~2850mm)の方が車幅が広く、京都線の車両は神宝線の駅ホーム縁と接触してしまいます。

機器の差異

車両機器の違いもあります。神宝線は東芝製・京都線は東洋製で、京都線は新京阪鉄道時代から東洋製の機器を使用しています(もちろん性能は一緒)。阪急に親しみのある方なら存じているとは思いますが、神宝線の車両と京都線の車両ではVVVFインバータの音色が異なります。

クロスシート

阪急京都線の特急車両は伝統的にクロスシートを装備しています。2800系・6300系・9300系はクロスシート仕様です。神宝線は8000系の一部の車両がクロスシートですが、それ以外は全てロングシートです。そして阪急の特急は特急料金不要で乗れます。大阪梅田から京都に行くのに、特急に乗るとちょっと特別感のある旅になります。ただ、8300系や7300系と言ったロングシート車両も特急運用に就いていますので、京都線の特急が全てクロスシートではありませんのでご注意を。

運賃だけでクロスシートに乗車するには、JR西日本では221系・223系・225系、関西私鉄では京阪の8000系・新3000系、関東私鉄では京急2100系あたりも有名です。

観光輸送

冒頭にも少し記載しましたが、京都線は観光輸送も担っています。大阪梅田から京都河原町の路線を持っており、河原町がある四条は京都の繁華街として人気があります。

また、京都線の支線には、京都屈指の観光地である嵐山にアクセスする阪急嵐山線があります。嵐山は外国人観光客が毎年大勢訪れており、阪急嵐山線も外国人観光客が多いです。都市間輸送では、競合路線であるJR京都線に時間と運賃で差が付けられていますが、繁華街や観光地へのアクセスの良さでは阪急に軍配が上がると言えます。

編集後記

とまあこんな感じでサクッと説明させて頂きました。もっと書きたいことがあるのですが、情報量が多くなると読んでる側も疲れてくると思いますので、筆者がポイントとしている部分に絞っています。別の機会に再掲するか、ちょこちょこ本記事を更新します。

京都への観光輸送についてですが、厳密に言えば、JR京都線や近鉄は京都市街地南部で、阪急は西院~四条、京阪は三条~下鴨と言った棲み分けになっています。あと、京都市街地観光はバスが必須と言えます。金閣寺や龍安寺と言った北山を目指したい場合は、京都線の西院で降りてバスを使った方が良いと思いますし、銀閣などの東山を目指したい場合は、京阪出町柳から降りてバスを使うなどする方が断然オススメです。

 

鉄道関連記事は鉄道タグからお願いします。

www.stellacreate.com

当ブログは鉄道コムに登録しています。

色々な鉄道情報が集まっているサイトなので、是非みなさんもご覧になってみてください♪

鉄道コムリンクはこちらから↓

鉄道コム

【スポンサーリンク】