先日、鉄道プレスさんの記事で面白い記事を見つけました。
その記事の一節に、
首都圏の電車を見ていると、どうもおでこ(上部)にヘッドライトがつけられている車両が増えている印象があります。
―『【コラム】おでこヘッドライトの車両が増えている?』(http://207hd.com/?p=11469)より
とあったんですね。「ふむふむ確かになるほどなあ」と思いながら読んでました。
しかし、四直(京成・京急・都営浅草線・北総)のヘッドライトに関して取り上げられていない…ので、勝手に私が取り上げようと思います*1
四直車両のヘッドライト位置
京成車両
京成車両のヘッドライト位置は3パターンあります。おでこのパターンとほっぺたのパターン、そして2代目AE形スカイライナーのど真ん中にあるパターンです。
ヘッドライト位置 | 車両形式 |
おでこ | 3700形6次車以降・3000形・3050形・3100形 |
ほっぺた | 3400形・3500形・3600形・3700形1~5次車 |
真ん中 | 2代目AE形(スカイライナー) |
まずはおでこ。
3700形は5次車までがほっぺたですが、6次車からおでこヘッドライトに変更されています。以降、京成の通勤車両は3000形・3050形・3100形と全ておでこヘッドライト。
次はほっぺた。
3500形から3700形5次車まで、ほっぺたライトをつけてます。3300形までは製造時におでこヘッドライトでしたが、3600形の登場後に3150形・3200形・3300形はほっぺたライトに改造されています。
そしてスカイライナー。
真ん中という珍しい位置にヘッドライトがあります。しかも4灯。
ちなみに初代AE形はほっぺたよりちょっと上、頬くらいですかね?AE100形はほっぺた…よりちょっと下です。初代AE形とAE100形は手持ちの写真が無いので、京成公式をご覧下さい。
北総車両(千葉ニュータウン鉄道車両も含む)
北総鉄道と千葉ニュータウン鉄道の車両は京成に準じています。そのため、同等形式車両はヘッドライトの位置も同じです。ただし、千葉ニュータウン鉄道9100形は住宅・都市整備公団が独自にデザインした車体のため、真ん中ライトになっています。
ヘッドライト位置 | 車両形式 |
おでこ | 北総7500形・千葉NT9200形(京成3000形に準ずる) |
ほっぺた | 北総7300形・千葉NT9800形(京成3700形に準ずる) |
真ん中 | 千葉NT9100形 |
まずはおでこ。
同じ車両に見えますが同じ車両です。見分け方は、北総7500形は非常脱出口にロゴが入っているのと、帯の配色が違うところですね。車両スペックは同じです。
次はほっぺた。
こちらも同じ車両に見えますが同じ車両です。見分け方はさっきと一緒。ロゴと帯の配色。
そしてシーフライヤー(C-Flyer)の愛称がついた9100形。
スカイライナーは4灯でしたが、こちらは2灯。改めて思うと、この子、色々と珍しい車両ですね…。
京急車両
京急は顔が同じでも色々とバリエーションが多くて沼と言われていますが、ヘッドライトに関してはシンプルです。
ヘッドライトの位置 | 車両形式 |
おでこ | 600形・2100形・1000形 |
ほっぺた | 1500形 |
おでこライトたち。
600形以降はおでこです。1000形もアルミ・ステンレスどちらもおでこ。当ブログの読者さんたちなら形式番号隠されても一発で違いがわかると思います。
ほっぺた。
現役車両でほっぺたライトなのが1500形だけです。ヘッドライトはおでこの1灯時代が長かったのですが、2000形と1500形はほっぺた2灯です。
都営浅草線車両
都営浅草線はほっぺたライトだけです。
目がクワっとなってる5300形。いわゆる白い悪魔。
5500形はシャープな目つきです。
編集後記
相互直通の乗り入れ規格は車両の長さ・ドア位置・先頭電動車…等は厳密に定められていますが、ヘッドライト位置までは定められていないみたいなんです(私の調べ方が甘かったら申し訳ない…)。ヘッドライトは車両の前方を照らすわけでは無く、車両の存在を示すものなので、厳密に決めなくても乗り入れに支障は無いといえばないのかもしれませんね。
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*1:2020年10月現在、現役車両のみ。