社畜ゲートウェイ

鉄道が好きな社畜が綴る(時々勧誘撃退を生業としています)

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SES企業の管理職が転職する時のメリット・デメリット

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筆者は新卒で入ったSESの会社でそこそこの役職を頂いて管理職をやっていました。ただ、給料が少なすぎることが最大の要因ですが、会社と太いパイプのある客先の現場の案件の質が筆者に会ってなかったので、営業部に現場変更をお願いしても聞き入れてもらえなかったので、人生初の転職活動することにしました。

管理職の肩書きがあるから簡単に決まるだろうと思っていたのですが、実はその逆で、肩書きがあるせいでハードモードだったというのが現実でした。今回は、SES企業の管理職が転職する際のメリット・デメリットを紹介します。転職を考えているSES企業の管理職の方に対し、少しでもお役に立てれば幸いです。

肩書きは諸刃の剣

肩書がネックになってしまう

筆者が転職活動を始めたとき、当時勤めていたSESの会社での肩書は部長でした。部長になった経緯を簡単に説明すると、退職者が多く、上司・先輩・同僚・後輩が次々に辞めていくので、長く勤めているだけで勝手に出世していきました。肩書だけは立派ですが、管理職のスキルなんてほとんどありません。エンジニアとしてのスキルもそこそこで、部長という肩書は見合っていなかったです。

当時の筆者は「肩書があるから何とかなるだろうと」という楽観的な思いを持って転職活動をしていましたが、20社以上受けて全滅でした。担当者面接すら通過しませんでした。今だから冷静に分析できますが、すべての面接で、「部長」という肩書をアピールしているだけで、エンジニアとしてのスキルを全くアピール出来ていなかったことが原因のひとつです。また、部長といっても長く勤めていて勝手に昇進して、実態はただの社長のつかいっぱしりだったので、何も実績を残していませんでした。それを面接で見透かされていたのだと思います。

肩書きを落とすor平社員で臨んだ面接

このままではダメだと思い、エージェントに相談しました。まあ、エージェントも最初は筆者の肩書を疑っていましたが。エージェントと相談した結果、エンジニアとしてのスキルをアピールするという戦略に変更しました。その際に、肩書きは年齢相応の肩書に、もしくは肩書ナシの平社員で応募するという小技を教えてもらいました。そうする方がハードルが下がるとエージェントに教えてもらったからです。

すると、面接は大体通過するようになり、内定も数社頂きました。肩書を変えるだけでこんなにも人の見る目が違ってくるのかというのが当時の感想でしたが、今思えば当たり前です。当時、若干28歳で部長という肩書で、一般の採用媒体から応募が来るという時点で明らかに怪しいと思われます。その肩書が事実であったとしても、採用後に過去の肩書を振りかざして横暴な振る舞いをされるのではないかと、採用する側も色々と懸念するのが当然です。

肩書きがメリットになる場合

現場でコントローラーとしてスキルがある

さて、SES企業の管理職の方にとってのメリットを紹介します。まず、前提としてはエンジニアの転職市場では肩書は不要です。採用する側としてはエンジニアとしてのスキルを重視しています。その上で、現場でのポジションがプロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)であれば、管理職の肩書をオープンにして良いでしょう。逆に、肩書きナシでPLやPMをやっていたら怪しまれる可能性が高いです。

一つの現場の経歴が長い

SESの業務形態上、現場が変わるのは珍しくないです。客先出向型という形態で、客先に長く常駐出来ているということは、客先からの信頼が高いという証明になります。そのうえで、肩書きがあるのであれば、肩書きをオープンにして下さい。SESの会社は基本的に、「1つの現場の経歴が長い=客先からの信頼が高い=会社からの信頼が高い=役職が上がる」という仕組みなので、むしろ、肩書きが無かったら怪しまれます。稀に、出世を望まず肩書を持たないエンジニアもいらっしゃいますが、その場合は出世を望まないがエンジニアとしての向上心があることをアピールした方が効果的です。

肩書きがデメリットになる場合

上流工程の経験が無い・浅い

現場の経歴で下流工程のフェーズの経験は豊富なのに、肩書きがある場合は、デメリットになる可能性があります。PL・PM経験がある場合は統率力があると認められやすいので、肩書きがあるほうがメリットですが、下流工程、特に製造・運用・保守のメンバー経験ばかりで肩書がある場合は「何で肩書きあるの?何か出来るの?」と探られます。年功序列でついてしまった肩書きと思われてしまい、スキルが無いと決めつけられる可能性があるため、肩書きは伏せた方が良いです。製造・運用・保守の中でリーダーポジションにいるという経験がある場合は別ですが、基本的には下流工程メインの人は肩書きを伏せておく方が無難です。

現場がコロコロ変わっている

メリットの部分で「1つの現場の経歴が長い=客先からの信頼が高い=会社からの信頼が高い=役職が上がる」と紹介しましたが、「一つの現場の経歴が短い=客先からの信頼が低い=会社からの信頼が低い=役職が上がらない」という方程式も存在します。そのため、現場がコロコロ変わっているに肩書きがある場合は採用の場合に不利になる可能性があります。もちろん、短期的なプロジェクトのステークホルダーレベルであれば採用面接のときにちゃんと説明すれば問題無いですが(そもそもそんなレベルの人はコネで転職するので転職活動なんてしませんが)、現場がコロコロ変わるという時点で「エンジニアとしてのスキルが足りてないのに肩書があるのはあやしい」と疑われます。なので、理由はどうであれ、現場がコロコロ変わっている場合は、肩書きは伏せたほうが良いです。

まとめ:肩書きナシで行くほうが長期的に見てメリットがある

エンジニアの転職市場で見られるのはエンジニアとしてのスキルです。現職の自分自身の肩書は置いておいて、エンジニアとして、どの立ち位置で何が出来るのかを伝えた方がベストです。採用する側も、エンジニアとしてのスキルを見ています。

そもそも、会社によって管理職の役割も違ってくるので、肩書きを言わない方がスキル・人柄を正確に見てもらえる可能性が高いです。「前職での肩書は~」とこちらから話すと、ハードルが上がります。ちなみに、管理職専門のエージェントが存在するので、企業が管理職を欲しい場合は、そちらのエージェント経由で採用を行います。一般の転職サイトでは管理職の募集は基本的にありません。

もし、転職先でも管理職に就きたい場合は、ゼロからスタートする覚悟を持って臨んだ方が長期的には良いかもしれません。採用され、入社後の目標面談の際に、将来的なビジョンは何かと聞かれるので、その時に管理職を目指していると伝えればいいだけですから。

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